逆問題について勉強する
数年前から逆問題について興味があり勉強してみたいと思っていた。
逆問題とは、結果(計測データ)から原因(モデル)を推定する問題のこと。病院で使われるCTスキャンが分かりやすい例で、CTは直接は見えない体内の様子(モデル)をX線を周囲から照射して得た計測データを解析することで体内の様子を可視化している。
先日本屋でぶらぶらしていたところ面白そうな逆問題に関する本を見つけた。
- 作者: 小國健二
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2011/02/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本は基礎編と応用編に分かれている。基礎編では逆問題の概要と逆問題を解析するために必要な数学について説明され、応用編では拡散・波動・個体変形という代表的な3つ物理現象についてそれぞれ逆問題を設定し、どのように解析していくかを解説している。
基礎編と応用編のバランスがよさそうで応用例も面白そうだったので購入し、少しずつ読み進めていくことにした。
勉強していったことをメモとして残していきたいと思う。